変形性膝関節症(高知新聞掲載分)

医療コラム

2020.06.30

「変形性膝関節症」を、高知新聞(2020年6月8日付)に掲載しました。

膝の痛みの多くは軟骨といわれる関節表面にある、衝撃を吸収するクッションが傷んでくることが原因です。最初は立ち上がるときや、階段・坂道を下りるときに痛みが起こることが多く、年を重ねるたびに徐々に悪化する可能性があります。まず痛みとともに膝の曲がりや伸びが悪くなり、そして歩くときに膝が不安定になり、最終的には歩行が難しくなります。変形性膝関節症の国内患者数は約2500万人といわれ、高知県内では約14万人と推察されます。膝に少しでも違和感があれば、早めに整形外科を受診することをお勧めします。現状を知ることで進行を遅らせることや、症状を軽減させることが可能です。変形性膝関節症の痛みに対する治療の基本は運動療法で、薬と同程度の効果があることが分かっています。また、最近よく耳にする生活様式という言葉があります。膝にとって優しい生活様式へ、改善できることから始めましょう。