続発性骨粗しょう症(高知新聞掲載分)

医療コラム

2020.04.17

「続発性骨粗しょう症」を、高知新聞(2020年4月13日付)に掲載しました。

現在治療中の病気や薬が原因で骨の強さが低下することもあることをご存じでしょうか。糖尿病や慢性腎臓病、関節リウマチ、慢性閉塞性肺疾患を治療中の方、ワルファリンや性ホルモン低下療法治療薬、ステロイド薬など内服中の方は、骨の強さが低下している可能性があります。続発性骨粗しょう症と言われ、性差がなく男性でもかかりやすいのが特徴です。骨の強さが低下する原因は加齢だけではないのです。骨の強さが低下すると軽微な外力で骨折することがあります。要支援・要介護となる方の約10%は骨粗しょう症に伴う骨折が原因です。誰しも自分の足で歩き続けたいし、自分の身の周りのことは自分でできるようでありたいと考えているはずです。いかに骨粗しょう症に伴う骨折を予防するのか。思い当たる方、まずは骨の健康状態についても医療機関で相談し、必要なら検査や治療を受けるようにしましょう。